尖閣諸島映像流出事件、驚きの展開 [事件・事故]
民主党の支持率が急降下しているそうです。調査結果を待つまでもなくそれは当然の成り行きだと思います。小沢さんを巡る対応に加えて、尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件を巡る弱腰の対応に多くの国民が失望しているということではないでしょうか。
政府が公開を渋っていた衝突事件の映像は、内部からの流出という不祥事が国民の知る権利に応える形になりました。実に皮肉な結果だと思います。最初から映像を公開しておけば今回の不祥事はあり得なかったのです。
私がもし事件の関係者であったとしたら、私も何らかの形で政府の弱腰を非難する意味で何かの行動を取っていたと思います。私もかつては公安職の仕事をしていました。今はそこを退いて自由な身となっていますが、その職務はとても厳しいものがありました。その職務は4年前から新しい法律の下で執行されていますが、皮肉なことにその職務に携わる者にとってはますます厳しい職務環境になっているといいます。
海上保安官は海の警察官と呼ばれています。その海上保安官も警察官と同様に危険を顧みずにその職務執行に取り組んでいるのです。目の前で違法操業している中国漁船に対して実力行使が出来ないことはどんなに無念なことかと思います。
今回、映像をネットに流した人物は弱腰の政府の対応に対する抗議の意味があったのではないかという意見は少なくありません。政府は内部での調査には限界があるとして刑事事件として告発しましたが、私はぜひとも映像をネットに流したい人物に自ら名乗り出てほしいと思っていました。事件の展開がどうなるかわからない中で何と映像流出から6日後に、その人物が名乗り出てきました。現職の海上保安官でした。びっくりしました。
どうして名乗り出ることになったのか、どうして映像を流出したのかなど詳しいことは調査中です。今後の展開に目が離せません。
刑事事件の犯人として逮捕されても大した罪には問われないといいます。秘密に当たる情報を公開することは違法です。しかし、それを承知の上でやったことでしょうから、公の場で堂々とその思いを訴えてもらいたいと思います。
尖閣ビデオ「流出」称賛の声 「犯人逮捕」で英雄扱い?http://news.livedoor.com/article/detail/5125088/ より (抜粋)
尖閣ビデオ流出は「事件」として捜査が始まった。どうやら海上保安庁関係者に疑いの目が向けられているらしい。しかし、インターネットでは「歓迎する」という意見が圧倒的なほか、「称賛される行動だ」とする評論家もいる。野党からも「犯人捜しをやっている場合か」と責め立てられ、民主党は極めて苦しい立場に追い込まれている。
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